Sabasu

 

モチモチ感:★★★★★

サクッと感:★

小麦の風味:★★★★★

香ばしさ:★★★★★

具材:★★★★★

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🍕 ブラックガーリック¥2,800

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📮 東京都港区赤坂6-13-5 

🚃 赤坂駅

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⏰(Mon)-(Sun)11:30-14:30 / 17:00-22:00

💤(Tue)(Wed)

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💴 Credit Card OK

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Chewy:★★★★★

Crispy:★

Wheat flavor:★★★★★

Roasting aroma:★★★★★

Topping:★★★★★

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🍕 Black Garlic ¥2,800

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📮 6 Chome-13-5 Akasaka, Minato City, Tokyo

🚃 Akasaka

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⏰(Mon)-(Sun)11:30-14:30 / 17:00-22:00

💤(Tue)(Wed)

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💴 Credit Card OK

 

赤坂は「Sabasu」。

オーストラリアのアデレードでピッツァ職人をしていたルーク・サバス氏が2023年にオープンさせた新店だ。

  

当店の特徴はサワードウで拵えた生地と創作に満ちたメニューである。

サワードウとは、小麦と塩と水を混ぜた生地に、乳酸菌と酵母を主体に複数の微生物を共培養させて発酵する伝統的な手法。

発酵を促す酵母はとても繊細で、周囲の環境の影響を受けやすい。

そのため、サバス氏は店の2階に住み、生地のチェックを怠らない。

徹底した管理ぶりには、頭が下がる思いである。

 

焼き上がった生地に歯を当てると、ほの甘い小麦の香りが鼻腔を抜ける。

堪らず噛めば、もっちりと優しく歯の上を弾み、しっとりして歯に絡みながら溶けていく。

舌に滲むサワードウ特有の酸味と甘みは、優しく素朴ながら豊穣であり、ひと言で言い表せない不思議を含んでいる。

 

一推しという「黒ガーリックのピッツァ」は、2023年最も印象に残った一枚と言って良い傑作だ。

供される前はパンチのある味わいを想像したが、良い意味で期待を裏切ってきた。

 

発酵させた黒ニンニクのソースは、ゆるやかな香りが上品で、ドライフルーツやプルーンに近しい熟れた甘みを舌に伸ばす。

水牛モッツァレラは甘みと一体となり、舌を舐める滑子が色艶を滲ませ、バジルの爽快がさりげなくやってくる。

舌にいすわる黒い芳醇と緑光を放つ清涼は、顔を弛緩させ、言葉を奪う。

 

なんというピッツァであろうか。

サバス氏は日本の食材を理解し、既存とは違う取り合わせで、エレガントを吹き込む。

これからが最も楽しみなピッツェリアだ。

 

投稿者 pizzaverse