モチモチ感:★★★★★
サクッと感:★★★★
小麦の風味:★★★★★
香ばしさ:★★★★★
具材:★★★★★
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🍕サルシッチャビアンカ ¥3,500
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🚃 池尻大橋駅
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⏰(Tue)-(Sun)11:30-15:00 / 18:00-23:00
💤(Mon)
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💴 カード可
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Chewy:★★★★★
Crispy:★★★★
Wheat flavor:★★★★★
Roasting aroma:★★★★★
Topping:★★★★★
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🍕Salsiccia Bianco ¥3,500
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📮 Tokyo, Meguro City, Higashiyama, 3 Chome−6−8
🚃 Ikejiriohashi
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⏰(Tue)-(Sun)11:30-15:00 / 18:00-23:00
💤(Mon)
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💴 Credit Card OK
「Pizzeria Parentesi」のピッツァの魅力は、なんといっても収穫から10日以内に石臼で挽いた小麦の生きた旨味だが、この日はソーセージに全てをもっていかれた。
この日いただいたのはチーズベースのサルシッチャビアンカ。
具材は、秋田かわい農場オリジナルソーセージ・ルッコラ・ネギ・モッツァレラ・黒胡椒。
秋田のかわい農場とは、緑に囲まれ綺麗な清流が流れる美しい自然環境で種豚の改良、生産、ハムやソーセージの製造から販売まで一貫して行っている小さな農場である。
ソーセージ作りを担当するのは、本場ドイツでソーセージ作りを学んだ農場を営むオーナーの娘さん。
ドイツでは「農家のソーセージ」と呼ばれる粗挽きタイプのそれは、噛んだ途端に肉汁が湯水の如く湧き出てくる。
流れ出るその脂は、一切の雑味がない豚の純真であり、澄んだ甘味で舌を潤す。
肉自体に芳醇な香りがあるため、練り込むのはフェンネルのみだが、甘くスパイシーな草の香りが脂の甘味と共鳴し、肉の輪郭がより引き立っている。
これほどのソーセージには中々出逢えないだろう。
そして、このソーセージにルッコラとネギを合わせた岡井シェフも流石である。
甘味の対極である辛味と苦味を衝突させることで、其々が互いを持ち上げ、輝きを放つ。
さりげなく散らされた黒胡椒も良い。
どことなくネギ塩の近しい味わいが感じられ、イタリア顔だが日本人の琴線に触れてくるものになっている。
良質な食材はただ使えば良い訳ではない。
確かな技術とセンスがあってこそであり、「Pizzeria Parentesi」のサルシッチャビアンカはそれを体現した見事な1枚である。