フランス料理 新しい愛の形 By 伯爵 on 月曜日, 2月 5, 2024 これを目前にして、気分が高まらない奴などおるか。 照り照りの紅が眩しい山盛りの苺が乗ったタルトとそれに匹敵するサイズのバニラアイス。 「あれ今日って私の誕生日だっけ?」と勘違いしてしまう程の華やかなデセールである。 …
フランス料理 不意打ち By 伯爵 on 土曜日, 2月 3, 2024 何度も何度も食べている「黒毛和牛ランプ肉のステーキ」だが、これは味わったことのない未知だった。 身質が魚の様に繊細で柔らかく、肉汁は溢れ出るのではなく躍動し、口腔の中を這うように巡るのだ。 「こんなの知らない」 いつ …
フランス料理 ざわつく By 伯爵 on 木曜日, 2月 1, 2024 白身魚は綺麗すぎる。 赤身魚と違って淡白でクセが全くない。 だからどこにも引っかからないし、琴線にも触れてこない。 だが、ムニエルにされると途端に色艶が増す。 油脂によって照ったカレイを口に運ぶと、バターの甘い香りが …