夏の仔羊。

 

夏の仔羊は、たくましくも切ない。

鮮血を滲ませる肉は、シルクの様に滑らかなタッチで舌に乗せるとひたっと吸い付いてくる。

その舌あたりは熱い接吻を思わせるほどに甘美で、蠱惑的で、官能的。

どきどきしながら歯を入れれば、健やかな仔羊の香りが鼻腔をくすぐり、綺麗な滋味の中より、切ない甘みが滲み出て目頭が熱くなる。

 

◆鴨のコンフィ 焼きポレンタ

◆天草産鱧のフリット

◆フランス ロゼール産仔羊のロースト

◆オッソ・イラティ 

◆お口直し

◆ヴァシュラン

◆食後のお飲み物と小菓子

– 水天宮前 フランス料理研究室アンフィクレス –

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です