フランス料理 蛤の色気 By 伯爵 on 土曜日, 12月 16, 2023 ネギに身を潜めた蛤と目があった時、頬を赤らめた。 白濁とした汁を滴らせた姿、陽の光を初めて浴びたかの様な透き通った肌に、色気を感じたからだ。 穢れなど一切見られないその純粋無垢を前に、鼻息を荒くした自分を恥じらいつつ、ゆっくりと口に運んだ。 艶めかしい肉体に歯が入ると、海の全てが詰まったエキスが口の中に押し寄せてきた。 それは、やがて満ち潮となって、私は深い海底へと引き摺り込まれていった。 マノアールダスティン Previous Post Next Post Related Posts フランス料理 どすん。 フランス料理 法違反 フランス料理 ドーバー海峡の舌平目