Bravo!!なイタリアン

 

国領駅が最寄りのイタリアン。CRAZY PIZZAなどピザ専門店の姉妹店を神楽坂にオープンさせるなどノリに乗っている人気店。シェフの平氏は本場イタリアの星付きレストランをはじめ国内外の名店で修行を重ね、独立。⁣

ー ノンアルコールペアリング ー⁣
◆パッションフルーツ エルダーフラワー⁣
◆沖縄県産シークワーサー⁣
◆紅茶 浅煎り珈琲 メープルシロップ⁣
◆静岡のつゆひかり新茶 ⁣
◆トマト 紫蘇 レモン 梅 スパークリング⁣
玄米茶⁣
◆烏龍茶 カルダモンなど複数のスパイス⁣
◆ほうじ茶コーラ⁣

ー ディナーコース ー⁣

◆蛸
◆フェガテッリ⁣
◆鮎 林檎のムース ヨーグルトソース⁣
◆穴子 チーズソース スパイス トマトビネガーソース⁣
◆蛤の冷製パスタ ハーブ添え⁣
◆牛カツレツ トマトソース⁣
◆マリナーラとクアトロフォルマッジ⁣
◆カラマンシー⁣
◆ガトーショコラ⁣

 

 

 

◆蛸

 

 

◆フェガテッリ⁣
トスカーナの郷土料理。⁣
鳥のレバーのねっとりした血の味わいに唐辛子がアクセントとして効き、こっくりと濃厚でありながら切れ味の良い味わいに着地する。ねっとりとした舌あたりの中にコリっとした食感があるのも小気味良く、幸先の良いスタート。⁣

 

 

◆鮎 林檎のムース ヨーグルトソース⁣
鮎の脂が口を満たした後に走る爽やかな林檎の甘味、まろやかなヨーグルトの酸味の豊かな味わいのグラデーションが素晴らしい。⁣
特に苦味のある鮎の頭とソースの邂逅に舌を巻きました。イタリアンでこんな創造性に満ちた一皿に出会えるとは思ってませんでした。お見事です。

 

 

◆穴子 チーズソース スパイス トマトビネガーソース⁣
揚げ物にチーズと味わいに重みがありながら、すっきりとしたトマトのソースとスパイスが全体を軽やかに仕立て上げ、奥行きのある味わいにエスニックの空気を感じてなんともエキゾチック。⁣
鮎に続いて穴子もシェフの才能を感じる素晴らしい一皿でした。

 

 

◆蛤の冷製パスタ ハーブ添え⁣
味付けは蛤の出汁のみという潔さ。やや苦味を感じる蛤の濃い旨味がハーブの涼風になびいて爽やかに広がる。美味いなぁ。

 

 

◆牛カツレツ トマトソース⁣
きめ細かな肉質の内腿は噛むほど滋味を溢れ出し、塩気の強いピリ辛のトマトソースと散らしたチーズが後を引くコクと香りを生み、鼻息がどんどん荒くなる。⁣
トマトの風味によって膨らむ芳しい香りが余韻となって続き、喉に落ちた後も旨味がじっとりと舌にいすわる。素晴らしい牛カツでした。⁣

 

 

◆マリナーラとクアトロフォルマッジ⁣
生地は、酸味強めで小麦の風味が豊か。⁣
適度にモチっとして軽く、塩気も一般的なナポリピッツァよりも控えめ。それ故⁣
コース終盤でも軽く食べられる仕上がりに。⁣
マリナーラはニンニクがしっかり。⁣
そそるニンニクの芳しい香りは生地の風味、酸味と相性が良く、手が止まらなくなる。⁣
クアトロフォルマッジはもう言わずもがな。チーズが溶け合ったコクと奥行きのある味わい、チーズに負けない生地の風味は間違いのない美味さ。⁣
姉妹店としてピザ専門店を出す理由が分かります。この店すげぇわ。⁣

 

 

◆カラマンシーのソルベ⁣
カラマンシーという柑橘系の果実を使ったソルベ。ビンビンのビタミンCたっぷり爽やかで口直しに最適。⁣

 

 

◆ガトーショコラ⁣
特筆すべきは口に含んだ瞬間に立ち昇る釜焼の香ばしい香り。そしてじっとりと溶けていくビターなチョコレート。次第に溶け合っていく風味のグラデーションにうっとり。⁣
若手のシェフがコース入れ替え寸前の時期に捻り出した一皿とのこと。⁣
美味しいと伝えたら、物凄い喜んでくれてなんだかこっちまで嬉しくなった。⁣

 

 

わざわざ国領まで来た甲斐がありました。⁣
無難に美味しく失敗が少ない反面、ワクワクさせられないイタリアンはあまり好むジャンルではありませんが、当店のそれに関しては全くの別モノ。イタリアンをベースにしたDonBravoならではのオリジナリティのある素晴らしいコースでした。『国領の奇跡』と言われるだけのことはあります。お勧め!!!

– 国領 DonBravo –

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