フランス料理 肉が顎を動かす。 By 伯爵 on 金曜日, 11月 24, 2023 「北島亭」のステーキは、噛めば噛むほどに、命の雄叫びが舌を渦巻く。 舌を踏みつけてくる躍動感のある濃い旨味は、牛の生命力そのものである。 食べているのではない。 肉が私の顎を動かしているのだ。 噛む毎に、肉が口の中で躍動し、肉汁が血潮となって溢れ出す。 その旨味は、最後の一欠片まで途絶えることがなく、鼻息が荒くなり、興奮する。 フライパン1本で時間をかけて、肉と対話する「北島亭」のステーキで、肉を食らうことの喜びを噛み締める。 フレンチ 北島亭 東京 Previous Post Next Post Related Posts フランス料理 どすん。 フランス料理 法違反 フランス料理 ドーバー海峡の舌平目