フランス料理 甘味の熱情 By 伯爵 on 火曜日, 1月 16, 2024 供された途端、白い皿から立ち昇るバターの甘い香りに顔が弛緩した。 スプーンでそっとソースと魚介を掬い上げ、口に運ぶ。 バターモンテした黄金のソースには、魚介達のエキスと乳の甘味が境目なく混ざり合った純粋がある。 絹の様な滑らかさでソースが口腔全体を舐め回し、バターと魚介の甘味がゆっくりと舌の上で華を咲かす。 甘味と甘味が抱きしめ合い、次第に時は緩んでいく。 その熱情は瞼を重くさせ、咀嚼する速度も緩めていった。 マノアールダスティン Previous Post Next Post Related Posts フランス料理 どすん。 フランス料理 法違反 フランス料理 ドーバー海峡の舌平目