どうしたってご飯がすすむ。
林SPFの豚バラは、口に入れると、甘い脂が濃く香る。脂身はぷるぷると震えるが、赤身にはハリが残っていて、噛む喜びがある。
染みたソースが肉塊から溢れ、口に広がる旨味とまぐわい、ご飯を猛烈に誘ってくる。
面は角煮だが、味は別物。独特な甘みがあって、癖になる。
マスター曰く、和風ソースで煮込んでから、更にトンテキソースで煮込むとのこと。
「どのくらい煮込むんですか？」
「愛が染みるまでやな」
相変わらずのマスター節は健在である。
– 浅草橋 食堂酒場Gracia –
どのくらい煮込むんですか？
