温かいおもてなし。

 

格式のある空間でいただくディナーも良いけれど、気取らず温かい町のレストランもこれまたステキ。代々木公園は「関口亭」。40年以上愛され続ける町の洋食屋さんだ。⁣
前日に予約をして訪問。⁣
席に着くとハートが可愛い「予約席」。粋なおもてなしに心を掴まれ、ステキな時間が約束される。⁣
お店の方も終始和やか。初めて来たのに、そう思わせないの懐の深さに感激する。⁣ 

 

 


まずは大好きなポテトサラダから。⁣
緑野菜の芝生の上に大きな山が聳え立つ。量が多いのも町の洋食屋さんならでは。お腹いっぱい食べてほしい、そんな気概が感じられる。⁣


一口食べると、マヨネーズがよく効いていて、マスタードはピリッと舌をつねってくる。昔ながらの味わいに感傷的な気分になる。にんじんが甘くて、酸味と辛味を和らげる。さりげない優しさに頬が緩む。玉ねぎの食感も楽しくて、メインに向けて気分が高まる。⁣

 


メインは自慢のシチューから「タンシチュー」。大きなタンが豪快にも3枚。なんでも高騰している昨今、タンをこんなにも食べられるのは珍しい。思わず「おぉ」と声が漏れた。⁣


程よく煮込まれ、柔らかい。でも、肉肉しさは消えていない。繊維はねっとりほぐれていき、奥歯で肉を噛み締める。味噌を感じる深いコク、さりげなくも奥ゆかしいソースの旨味がタンの旨味を引き上げる。滋養に満ちたタンの旨味にご飯を誘われ、急いでお米も口に運ぶ。

週の初めに相応しい、力漲る美味しさが口の中を駆け巡る。⁣

 


今週はなんだか頑張れそう、勇気づけられた月曜の夜。

– 代々木公園 関口亭 ポテトサラダ・タンシチュー –

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