この日も銀座。「ウエスト」の珈琲で頭を起こして、お昼は干物の「伴助」。「伴助」の干物は、居酒屋のランチで供されるカラカラに乾いたひもじいモノではなく、干物のイメージを変えてくれる身厚でふっくらとした立派なものばかり …
月: 2023年5月
洋食を語る上で欠かせない横浜。幕末の開港地として江戸から最も近い横浜は、外国人の往来が多く、西洋文化の発達が著しかったこともあり、老舗の洋食屋が少なくない。 訪問先は馬車道の「グリルエス」。ステーキやハンバー …
銀座ウエストで整った朝。ボッーとしていたらお腹が鳴って昼を知らせる。 どこで食べようかと通りをぶらぶら。祝日の銀座は人が多い。逃げる様に丸の内方面へ。 そういえばと「やんも」に行き着く。 青山と丸の内に店舗を構える和 …
本日はフレンチをいただきに、「七條」へ。 もともと洋食の源流はフランス料理。 久々に原点回帰をしましょうかと、以前ランチで伺った神田の名店に予約を入れた。 まずはフレンチと言えばの「パテドカンパーニュ」から。コンソメ …
昼の銀座。 高級ブティックには観光客がずらりと景気がよろしいこと。変わらず華やかな表通りに背を向けて、暗いビルの地下一階にひっそり佇む『貴船』でお昼をいただく。 真っ赤に染まったカウンターでお茶を啜っていると焼 …
格式のある空間でいただくディナーも良いけれど、気取らず温かい町のレストランもこれまたステキ。代々木公園は「関口亭」。40年以上愛され続ける町の洋食屋さんだ。前日に予約をして訪問。席に着くとハートが可愛い「予約席」 …
雨が降る月末。月の締めくくりにステキなディナーをいただきに資生堂パーラーへ。入り口で温かいお出迎えを受けて4階のレストランフロアへ登り、美しく整えられた席に腰を下ろす。アツアツのおしぼりからは、ミントの香りがふわ …
「煉瓦亭」のタンシチュウ ナイフを入れると、したたかに抵抗しながら、ゆっくりと繊維が解けていく。 タンが舌にぴたりと吸い付いて、デミグラスソースの芳醇な香りが鼻を抜ける。とろけながらも弾力がある。肉の繊維が擦れ …
この日の「ぽん多本家」はカウンター席の真ん中をいただいた。4代目が調理されるお姿を間近で見られる特等席。静かな店内に響くのは、キャベツを切る音、揚げあがる直前の油の爆ぜる音、揚がったカツレツに包丁が入る音。静けさの中 …
焼き目が強めについた「洋食屋綺・Luck」のハンバーグには山椒が散ったデミグラスソースが注がれる。 歯を入れると肉汁が勢い良く溢れ出し、コクのある脂の旨味がぶわっと口腔を満たしてゆく。肉は滑らかに舌の上で溶けてい …