新橋駅徒歩2分。人気の無い雑居ビルの4階に下りると、サラリーマンが行列をつくる店が現れる『活魚料理ととや』。
昼の飯処が豊富な新橋でも人気を誇るこちらでは、海鮮丼、煮魚、刺身、焼魚の4種類のランチがいただける。
特に煮魚は12時過ぎると売り切れになる人気っぷり。
ご飯も極小、小、普通、中、大、特大と選べ、味噌汁も6分目、8分目と腹の具合で色々選べるのが親切だ。
この日は12時30分ごろ着で人気の煮魚は売り切れだったので、鮭の西京焼を注文。
給仕のお婆ちゃんが優しく親切でほっこり。
こういうのも働き人の心を掴む所以でしょう。食べる前から心が満たされます。
5分ほどすると、魚が到着しテーブルが整う。
茶椀蒸し、大根と椎茸の煮物、おかか漬け、お漬物と小鉢もたっぷり。
鮭は味噌が馴染んで、少々汗をかいている。箸を当てるとパリッと割れて、こっくりとした旨味と味噌の程よき塩味がご飯を呼ぶ。
普通盛りでも他店の大盛りでしょうか。ちょいと多めのご飯ですが、おかか漬けがこれまたご飯を進ませてスルスルと減っていく。
味噌汁は甘めの出汁が効いていてワカメと豆腐がとろんと口を撫で回す。
わかめと豆腐の蠱惑的な舌触りにうっとり。
茶碗蒸しはしっかり出汁も効いていて、椎茸や銀杏と具もしっかり。煮物も程よい甘さでこれまた美味しい。
小鉢がちゃんと美味しい定食に出会える喜びはひとしお。
やっぱり新橋サラリーマンで賑わうお店は外れない。
これからも頼りにしてますよ。
– 新橋 活魚料理ととや 鰆の西京焼 –