ボールのような丸っこい形でソースの艶がなんとも官能的。
ナイフを落とすと細かめの挽肉がぎっしりと詰まっていて、見た目以上のボリューム感にしばし圧倒される。
口に運ぶと、しっかりと熱が入って肉汁を溢さず抱えてアッツアツ。
ハフハフしながら口に入れると、肉がパラパラとほぐれて散らかり、旨味を口いっぱいに広げていく。
デミグラスソースは粘度が高く、ところどころジェルのようになっていて、ハンバーグによく絡む。
少しの酸味に後を引く苦味とフォンの香りが際立っており、咀嚼をしていくごとに肉と混ざり合っていく。
奥行きを感じる落ち着きのある大人の味わいで、ワインを愉しむ人にぴったり。
ガルニは、カブ、ズッキーニ、ブロッコリー、卵焼きにナポリタン。彩り豊かでお子様プレートの様な感じが素敵。野菜は出汁で炊かれているのか、ほんのり薫る風味に和のエッセンスを感じます。
卵焼きが付いているのも、シェフが和の要素を取り入れている左証でしょう。
ナポリタンは昔ながらのしっとりケチャップ。ご飯に合わせても美味しい好きなタイプでにんまり。
ちょっと多めなのも嬉しく、締めにご飯とW炭水化物フィニッシュでご馳走様。
– 後楽園 洋食ワインフリッツ 煮込みハンバーグ –