Tag Archives: 東京

上野の有望株。

  創業は2000年。 数々の老舗ひしめく上野界隈ではまだ若手の「厳選洋食さくらい」のハンバーグは、ナツメグがしっかりと効いた下味どっしりめの昔ながらのパテが基本だ。滑らかな舌触りもどこか懐かしさを感じさせる。 2週間か …

夢の国 at 新橋

新橋は「舞浜」。⁣平日昼時は近隣のサラリーマンで行列をつくる海鮮系居酒屋。 1,100円で美味い魚をおかずに、ご飯がたらふく食べられるサラリーマンの夢の国だ。⁣さばの味噌煮は大きな半身。味噌の味付が濃いめなのでご飯がもう …

もう「子」じゃない。

この日は、築地は「蜂の子」でディナー。⁣まずは前菜を二品。⁣ 一品目は、「ズワイガニとブロッコリーのサラダ仕立て(ハーフ)」⁣細かく刻んだブロッコリーの楽しい食感、ズワイガニの柔らかい甘味と酸味の効いたビネガーベースのド …

所作は料理に宿る。

この日のお昼は、赤坂は「多に川」。赤坂見附駅から徒歩10分ほど、ちょいと離れた路地でひっそりと佇む割烹。引き戸を開けると、白い割烹着がよく似合う愛想の良い女将さんが出迎えてくれる。 メニューは週替わりの1種類のみ。潔いの …

魚で酔う。

  冷凍技術が無かった時代に食料保存を目的として生まれた粕漬け。 漬けることによって魚の旨味に密度が増して、食感はより肉感的になる。凝縮した濃い旨味とプリッとした歯当たりは粕漬けならではの独特な味わい。 これが堪能できる …

女王様。

  なんて官能的なチキンピカタだろう。 黄金色の卵の錦、眩しいほどに艶めくソースを纏ったチキンの風貌は女王の品格。 金色に縁取られた純白の皿の上に鎮座する佇まいに悩殺された。 バターのそそる香りで鼻が膨らみ、息も上がる。 …

お箸が迷子。

  困った。箸が迷子になってしまった。 お盆一面に広がる小鉢たち。その数なんと7つ。鯛の刺身にしめじと白菜の餡掛け。小松菜のお浸しにポテトサラダ、厚焼き玉子、ひじきの煮物に白菜と切り昆布の浅漬け。どれも出来合いではなく、 …