Tag Archives: 和食

鯖の逞しさに感心。

  銀座ウエストで整った朝。ボッーとしていたらお腹が鳴って昼を知らせる。 どこで食べようかと通りをぶらぶら。祝日の銀座は人が多い。逃げる様に丸の内方面へ。 そういえばと「やんも」に行き着く。 青山と丸の内に店舗を構える和 …

堀甲斐のある街GINZA。

  昼の銀座。 高級ブティックには観光客がずらりと景気がよろしいこと。変わらず華やかな表通りに背を向けて、暗いビルの地下一階にひっそり佇む『貴船』でお昼をいただく。⁣   真っ赤に染まったカウンターでお茶を啜っていると焼 …

常食できる偉大さ。

  年中変わらず「美味しい」鮭は大好き。⁣季節の移ろいを感じさせてくれる旬のお魚達の美味しさもまた格別だけれども、常食できる「美味しい」お魚の安心感と偉大さは言葉にできないものがある。⁣⁣この日は「食彩かどた」。美味しい …

反則。

       この牛カツは反則だ。⁣金竜山のシャトーブリアンのカツである。 ⁣  軽やかな白い衣に包まれたシャトーブリアンは、顎の圧力だけで解けていくほど繊細かつしなやかな肉質で、舌に吸い付いてくる官能がある。⁣ 肉汁は …

日本人である喜び。

                                         香ばしい香りと共に広がる焼鯖の豊満な脂をアツアツのご飯で受け止めると心底感じるのだ。                            …

夢の国 at 新橋

新橋は「舞浜」。⁣平日昼時は近隣のサラリーマンで行列をつくる海鮮系居酒屋。 1,100円で美味い魚をおかずに、ご飯がたらふく食べられるサラリーマンの夢の国だ。⁣さばの味噌煮は大きな半身。味噌の味付が濃いめなのでご飯がもう …

所作は料理に宿る。

この日のお昼は、赤坂は「多に川」。赤坂見附駅から徒歩10分ほど、ちょいと離れた路地でひっそりと佇む割烹。引き戸を開けると、白い割烹着がよく似合う愛想の良い女将さんが出迎えてくれる。 メニューは週替わりの1種類のみ。潔いの …

魚で酔う。

  冷凍技術が無かった時代に食料保存を目的として生まれた粕漬け。 漬けることによって魚の旨味に密度が増して、食感はより肉感的になる。凝縮した濃い旨味とプリッとした歯当たりは粕漬けならではの独特な味わい。 これが堪能できる …

お箸が迷子。

  困った。箸が迷子になってしまった。 お盆一面に広がる小鉢たち。その数なんと7つ。鯛の刺身にしめじと白菜の餡掛け。小松菜のお浸しにポテトサラダ、厚焼き玉子、ひじきの煮物に白菜と切り昆布の浅漬け。どれも出来合いではなく、 …