この日は、築地は「蜂の子」でディナー。まずは前菜を二品。 一品目は、「ズワイガニとブロッコリーのサラダ仕立て(ハーフ)」細かく刻んだブロッコリーの楽しい食感、ズワイガニの柔らかい甘味と酸味の効いたビネガーベースのド …
この日のお昼は、赤坂は「多に川」。赤坂見附駅から徒歩10分ほど、ちょいと離れた路地でひっそりと佇む割烹。引き戸を開けると、白い割烹着がよく似合う愛想の良い女将さんが出迎えてくれる。 メニューは週替わりの1種類のみ。潔いの …
「アカシア」のロールキャベツは、おばあちゃんの味。 肉やバターが高価だった時代に、バターの代わりにラードを用い、チキンブイヨンと小麦粉を加えてじっくりコトコト時間をかけてシチューを煮込む。少ない肉でも満足できる様に、 …
冷凍技術が無かった時代に食料保存を目的として生まれた粕漬け。 漬けることによって魚の旨味に密度が増して、食感はより肉感的になる。凝縮した濃い旨味とプリッとした歯当たりは粕漬けならではの独特な味わい。 これが堪能できる …
なんて官能的なチキンピカタだろう。 黄金色の卵の錦、眩しいほどに艶めくソースを纏ったチキンの風貌は女王の品格。 金色に縁取られた純白の皿の上に鎮座する佇まいに悩殺された。 バターのそそる香りで鼻が膨らみ、息も上がる。 …
定期的に訪問しているお気に入りの「新川 津々井」。赤坂の本店とは打って変わって、気取らず落ち着ける雰囲気が居心地良く、何を食べても間違えない素晴らしき名店。出会えてよかったと心底感じる。 この日はビーフカツレツ。ハン …
困った。箸が迷子になってしまった。 お盆一面に広がる小鉢たち。その数なんと7つ。鯛の刺身にしめじと白菜の餡掛け。小松菜のお浸しにポテトサラダ、厚焼き玉子、ひじきの煮物に白菜と切り昆布の浅漬け。どれも出来合いではなく、 …
お気に入りの「グリルエフ」にてビーフカツレツ。 お一人様なのでいつも通りのカウンター席へ。ここはシェフの調理が目の前で見られる特等席だ。シェフの流麗な技の数々を見ていると待ち時間もあっという間。ビーフカツレツがやって …
エビフライは大きいほど嬉しい、ザックリとした粗めの衣に負けない威勢の良いプリプリッとした海老を歯で受け止める喜びは、海老のサイズに比例して膨れ上がる。 タルタルソースも欠かせない。 海老の甘味を殺してしまうマヨネーズ …
平たく整形されたハンバーグは、その面からは想像がつかないほどの逞しさがあり、ナイフを持つ手にぐっと力が入る。 粗く挽かれた肉は噛むほどに旨味を広げ、香り豊かな牛と豚の脂が舌をこくこくと潤していき、玉ねぎのシャキッとし …