「たき下」の魚はどれも逞しい。サイズが大きいのは勿論、どの魚も身が詰まって筋肉質。この日の鰆もそう。 ぐっと詰まった厚みのある身は炭火で焼き上げ、うっすらと汗をかき、箸を入れると白肌晒し、美味しい湯気が昇ってい …
厚さ2-3cm程の厚切りのタンが2枚。デミグラスソースに炊かれて寝そべっている。歯がいらないほどまで優しくなるよう煮込まれていて、抵抗なく歯が沈んでいく。 厚切りゆえの重厚感があり、舌にずっしりと重厚感が伝わって …
GW最終日、「ぽん多本家」でお昼をいただく。今日も入り口目前のカウンターで。揚油からゆらめく美味しい陽炎を見つめながら、背筋を伸ばして料理を待つ。 瑞々しくて状態見事なヤサイサラダ。アスパラガスが何より …
黒装束に身を包んだ男性に出迎えられ、間接照明灯る薄暗い店内へ。秘密結社の本部に来たかのような感覚にゾクゾクします。 緊張感はあるけれど、お店の方は笑顔で丁寧。淀みない動きでそつなく対応してくださる。 お目当ては『松阪 …
今日は足を伸ばして武蔵関は「三浦亭」。 カウンター6席のみ。ジャズが流れ、スラッとした高齢のシェフがお一人で営む小さなレストラン。 なにより、厨房全体が見渡せるのが嬉しい。 自分が食べる料理が完成するまでの工程を隅か …
お気に入りの「食彩かどた」でお昼。 魚の大きさ、ご飯の炊き加減、赤だし、小鉢全てにおいて文句なしに美味しい大好きなお店。 この日は銀むつの漬け焼き。キリッとした醤油の効いたタレに浸かった豊満な銀むつ。想像する …
この日の夜ご飯は、三越前は「たいめいけん」。 1階は、若手のシェフが気軽な洋食を、2階は3代目が腕を振るう本格的な洋食がいただける。この日は予約を入れて2階のレストランへ。厨房を覗くと3代目のお姿が見える。 やっぱり …
この日も銀座。「ウエスト」の珈琲で頭を起こして、お昼は干物の「伴助」。「伴助」の干物は、居酒屋のランチで供されるカラカラに乾いたひもじいモノではなく、干物のイメージを変えてくれる身厚でふっくらとした立派なものばかり …
洋食を語る上で欠かせない横浜。幕末の開港地として江戸から最も近い横浜は、外国人の往来が多く、西洋文化の発達が著しかったこともあり、老舗の洋食屋が少なくない。 訪問先は馬車道の「グリルエス」。ステーキやハンバー …
銀座ウエストで整った朝。ボッーとしていたらお腹が鳴って昼を知らせる。 どこで食べようかと通りをぶらぶら。祝日の銀座は人が多い。逃げる様に丸の内方面へ。 そういえばと「やんも」に行き着く。 青山と丸の内に店舗を構える和 …